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学習コラム

塾なしで中学受験は成功するかどうかを知って受験に備えよう!(2023年最新)

塾に通わず中学受験で行き詰っている小学生

中学受験と聞くと、塾に通うのが当たり前のように言われることがあります。一方で、塾に通わなくても中学受験に成功したという話を耳にした方もいるでしょう。実際のところ、中学受験を塾なしで成功させることはできるのでしょうか。

本記事では、塾なしの中学受験で合格できるのかどうかと、そのメリット・デメリットについて解説します。

  

目次(クリックで開閉)

・塾なしで家庭学習を中心に、中学受験で合格できるのか?

・塾なしで中学受験対策をするパターン

 ┗最初から塾に行かないパターン

 ┗途中から塾なしで中学受験に挑戦するパターン

・塾なしで中学受験をするメリット

 ┗塾費用が必要ない

 ┗自分のペースで中学受験勉強ができる

 ┗好きな教材で受験勉強ができる

・塾なしで中学受験をするデメリット

 ┗中学受験の情報を集めにくい

 ┗学習指導要領以外のカリキュラムの対策が難しい

 ┗モチベーション維持が難しい

 ┗中学受験をサポートする親の負担が大きくなる

・塾なしで中学受験をして成功させる方法

 ┗学習習慣や生活習慣を身に着ける

 ┗合格するまでの勉強計画を立てる

 ┗志望校選択を慎重に行う

 ┗繰り返し学習を徹底する

 ┗自宅での学習環境を整える

・中学受験教材の選び方と親の役割

 ┗教材選択のおすすめのポイントを知る

 ┗お子さまへの適切なサポート方法を理解する

 ┗親自身の心構えを作る

塾なしで家庭学習を中心に、中学受験で合格できるのか?

結論から言えば、塾なしでも中学受験で合格することは可能です。但し、中学受験は高校受験と違い学校で習うこと以外の領域も出題されるため、塾に通うのが常識のように言われていますが、必ずしも全員塾に通う必要はありません。

但し、塾なしで中学受験に合格できるかどうかは、子どもの学習習慣が大きく関係しています。もし、日常的に勉強する習慣が身に着いていなければ、塾なしでの合格は難しいでしょう。また、狙う中学校のレベルによっても塾の必要性は変わってきます。

塾に通わせるかどうか悩んだ際の一つのポイントとして、学習習慣の有無や志望校の偏差値と現在の学力を総合して判断する必要があります。

塾なしで中学受験対策をするパターン

塾なしで中学受験に挑戦する場合、次の2パターンが考えられます。

・最初から塾に行かないパターン

・途中から塾なしで中学受験に挑戦するパターン

それぞれ、塾がなくてもいいのではないかと考えるまでのプロセスが異なります。詳細を見ていきましょう。

最初から塾に行かないパターン

中学受験で合格させるために塾に通わせると、塾代や教材費、模試代などの多額の費用が発生します。また、私立中学の場合であれば、授業料も公立中学校以上にかかってしまうのが現実です。そのため、経済的負担を軽減するため、塾なしで中学受験に挑むパターンもあります。

また、他の習い事の時間の両立などを理由に塾なしで中学受験に挑む人もいます。その場合、塾ではなく、通信教育や家庭教師を入れるケースもあるため、しっかりと検討することが大切です。

途中から塾なしで中学受験に挑戦するパターン

もう一つが、途中まで塾に通っていたが、事情により辞めてしまったパターンです。よくあるのが、塾に通わせているがテストの成績や模試に成果が反映されず、意味がないと判断して辞めてしまうケースです。他の塾に通い直す人もいますが、中には辞めた後に他の中学受験塾へ通塾せずに受験を迎える人もいます。

現在は、塾に通わなくても、通信教育などによる中学受験の勉強が可能になりました。メリット・デメリットはそれぞれありますが、選択肢が昔と比較して豊富になり、塾に通うだけが正解ではなくなったのも事実です。大前提として学習習慣が身に着いていることは必須ですが、身に着いてさえいれば、必ずしも塾に通わなければ中学受験で合格できないわけではなくなっています。

塾なしで中学受験をするメリット

塾なしでの中学受験には、いくつかのメリットがあります。代表的なものは、次の3つです。

・塾費用が必要ない

・自分のペースで中学受験勉強ができる

・好きな教材で受験勉強ができる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

塾費用が必要ない

中学受験のために塾に通わない選択をすれば、当然塾に払うはずだった費用が必要なくなります。中学受験の塾の授業料には差があるものの、受験をしない小学生と比較すると高くなりがちです。詳しくは「【群馬県版】小学生・中学生で塾にかかる費用を進路別、個別・集団塾別に解説!」を参考にしてください。

自分のペースの勉強法で中学受験勉強ができる

中学受験は、学校の学習にプラスすることも多いため他のことに時間を割けなくなってしまい、他の習い事を辞めてしまう人もいます。また、中学受験の塾で出される課題を自分一人でコントロールできず、生活習慣が乱れてしまう可能性もあるでしょう。

塾なしで中学受験の勉強をすることで、時間の問題や生活リズムの変化が起きにくくなります。受験に向けた勉強習慣の構築は必要不可欠なものの、それさえクリアできれば受験勉強以外に優先順位をつけて取り組むことも可能です。他の習い事などを優先したい子には適している方法です。

好きな教材で中学受験勉強ができる

塾に通うと、決まった参考書や問題集を購入して受験勉強をすることになります。即ち、塾に通っている場合は、自分に合うかどうかに関わらず、その教材を使い続けなければなりません。

しかし、塾なしで中学受験をする場合は、誰かに縛られることなく、自分の判断で参考書・問題集を選択できます。書店で自分に適した1冊を見つけるのは時間がかかるかもしれませんが、使いやすいもの、わかりやすいもので受験勉強できるため人によっては受験勉強がはかどる場合もあります。多くの種類が出ているため、じっくり選択すると良いでしょう。

塾なしで中学受験をするデメリット

塾なしで中学受験に挑戦するデメリットがあることも忘れてはいけません。代表的なデメリットは以下の通りです。

・中学受験の情報を集めにくい

・学習指導要領以外のカリキュラムの対策が難しい

・モチベーション維持が難しい

・中学受験をサポートする親の負担が大きくなる

それぞれの詳細を見ていきましょう。

中学受験の情報を集めにくい

基本的には小学校卒業後、指定された公立中学校に進学することが前提となっているため、中学受験の情報は自ら取りに行く必要があります。塾に通わなくても中学受験の情報を得る場所はいくつかありますが、最新情報などを得ようとするのであれば、塾がないと難しいでしょう。

中学受験塾や進学塾の中学受験コースの先生は、受験の情報や中学校の最新情報をいち早くつかんでいますし、生徒もその情報をいち早く獲得できます。それらの情報を塾なしで獲得しようと思うと、よほど熱心でなければ情報に乗り遅れてしまう恐れもあるでしょう。特に出題される内容や募集定員に関しては早めの情報をつかんでおく必要があるため、塾に通っていない場合はその事実に気が付くのが遅くなる可能性もあります。

学習指導要領以外のカリキュラムの対策が難しい

主に私立中学の入試の場合、学校で勉強する内容以外の問題が出題される場合があります。もし私立中学を塾なしで受験する場合には、そのあたりも考慮したサポートやテキスト選びが必要です。具体的には算数のつるかめ算や流水算などの特殊算が代表的な存在です。

公立中学の場合は学習指導要領に即した内容の出題が基本です。しかし、普段の学校の授業では扱わないような複合問題や作文、面接は課されます。自宅学習での対策では限界がある場合も珍しくないため、塾なしの場合はこれらの対策に苦労する可能性もあるでしょう。

モチベーション維持が難しい

中学受験は、早い子であれば小4から受験勉強を始めます。ぎりぎりに中学受験を決断する場合でも、受験まで1年ほどの期間がある場合も多いため、基本的には長期戦になりがちです。その間のモチベーション維持は非常に大変で、一人で中学受験の勉強をしている子どもにとっては大きな問題となるでしょう。

塾に通っていると、一緒に頑張る友達がいたり、塾の先生がいたりするのでモチベーション維持が比較的簡単です。しかし、一人の場合は悩んだ時の相談相手や、一緒に頑張る仲間がいないため、人によっては途中で中学受験を断念してしまう可能性もあります。モチベーション維持という側面でも、中学受験で塾に通わせるのはメリットが大きいと考えておきましょう。

中学受験をサポートする親の負担が大きくなる

中学受験は、受験生である子どもだけの問題ではありません。日々勉強を頑張る子どもに対して、保護者も何かしらのサポートをしなければ、子どものやる気がそがれてしまう可能性もあるでしょう。それ以外にも受験情報の獲得など、目に見えない部分でのサポートも必要です。つまり、保護者も何かしらの負担を負う可能性があるのです。難関校を受検する場合は、やることも増えるためより大きな負担が発生するかもしれません。

当然、保護者も受験の期間が長くなったり受験が近づいてきたりすれば、心身ともに疲れてしまいます。塾に通っていないと、中学受験で抱えた悩みや相談を打ち明ける場所もないため、子どもと同様にモチベーションが続かなくなってしまうかもしれません。塾に通っていれば、先生からのサポートやアドバイスも受けられるため、保護者の負担も軽くなります。塾なしで中学受験をする場合は、これらの負担を保護者が一手に担わなければならなくなることを理解しておきましょう。

塾なしで中学受験をして成功させる方法

塾なしで中学受験を成功させるには、以下の5つのポイントが合否のカギを握っていると考えましょう。

・学習習慣や生活習慣を身に着ける

・合格するまでの勉強計画を立てる

・志望校選択を慎重に行う

・繰り返し学習を徹底する

・自宅での学習環境を整える

塾の有無にかかわらず、これから紹介する6つは非常に重要です。しかし、もし塾なしで中学受験に挑戦する場合は、塾に通っている子どもよりもより重要な要素となります。それぞれの詳細を詳しく見ていきましょう。

学習習慣や生活習慣を身に着ける

塾なしで中学受験に挑戦するにしても、一定量の勉強時間は確保しなければなりません。これは予習と復習のような比較的短時間で終わるものとは別に、受験対策の勉強をする期間を指します。そのためには、学習習慣はもちろん、生活習慣を見直す必要があります。

具体的には学年や基礎学力、受験する中学校のレベルによって1日当たりどのくらいの勉強時間が必要になるかは異なりますが、おおむね3時間前後が必要とされています。この勉強時間を確保するためには、学習習慣を定着させる前に生活習慣を組み立て直す必要があるでしょう。1日の流れを紙に書きだすなどして可視化し、どこに勉強時間を組み込むのかを検討してください。

なお、勉強時間はまとまって3時間取る必要はありません。自分の集中力が維持できるように細かく区切っても良いですし、まとめて3時間程度の時間を確保しても良いでしょう。トライ&エラーで生活習慣から見直し、決まった時間に中学受験の勉強をする学習習慣を身に着けてください。

合格するまでの勉強計画を立てる

塾なしで中学受験をする場合は、短期の勉強計画だけではなく、合格するまでの長期にわたる計画を立てる必要があります。具体的には、どんな勉強をいつまでにどのくらいやるのかを計画にすることです。立てた計画はそのままにせず、進捗具合や状況を見て見直しをしましょう。

最も大きな見直しポイントは、模試の判定です。あるいは過去問の模試を解いた際の出来具合をもとに計画を立て直しても良いでしょう。見直しの際は、保護者も一緒に計画をチェックすることが重要です。普段の学習状況などを把握しておかなければならないため、完全に子ども任せにはできない点に注意してください。

志望校選択を慎重に行う

合格までの計画を立てる前に行うのが、志望校の選択です。学校の雰囲気や特色、部活動や通学時間など、検討し出すときりがありません。しかし、志望校が決まらなければ、具体的な学習計画などを立てることは難しいです。複数の要素をしっかりと検討したうえで、志望校を決定しましょう。

繰り返し学習を徹底する

受験勉強は、繰り返し学習することが重要です。もっと詳細に言えば、精読と反復、要点整理と暗記が求められます。つまり、通常の学校の授業の予習復習のように、ただ単に答え合わせをするだけではなく、きちんと定着するまで繰り返し勉強する必要があるのです。

特に意識すべきが問題を解くスピードです。入試には制限時間が設定されているため、その時間内に問題に解答しなければなりません。そのためには、出題内容や意図をしっかりと理解できるように勉強する必要があります。丸暗記でもある程度問題は解けるものの、丸暗記してしまうと同じ問題にしか対応できず、入試当日に実力を発揮できないまま終わってしまうかもしれません。丁寧かつ時間を意識した勉強を普段から心がけ、きちんと理解を深めるようにしてください。

自宅での学習環境の整える

塾なしで中学受験に挑むと決めた以上、家族で学習環境や生活環境を作る意識が必要です。塾の先生が担っている部分をすべて保護者が負担しなければならないため、家族の協力なしに中学受験を成功させることはできません。家庭内の学習環境を整えるために時間を使い、子どものモチベーションを維持できるようにしましょう。

特に、中学受験をする子は、公立中学校に進学する子と比較すると自由な時間がありません。それによってモチベーションが下がってしまい、中学受験をあきらめなければならなくなっては本末転倒です。塾なしで中学受験に挑戦させるということは、保護者にも一定の負担が発生することを覚えておきましょう。

中学受験教材の選び方と親の役割

塾なしの中学受験を成功させるカギは、ずばり教材の選び方と保護者の役割の理解です。この2つが欠けていると、子どもが中学受験をあきらめてしまったり、受験で合格を勝ち取れなかったりする可能性があります。それぞれの詳細を見ていきましょう。

教材選択のおすすめのポイントを知る

まず重要になるのは、子どものレベルと教材があっているかどうかです。どれだけベストセラーの教材であっても、レベルが合っていなければ期待した効果は見込めません。模試の結果や受験を始めてからの期間などを考慮し、基礎レベルに対応した教材か発展問題中心の教材かを選択しましょう。

また、内容が理解できるかどうかは、実際に子どもと一緒に選んでみなければわかりません。教材の中にはマンガが挿入されているものもありますが、それがどの子どもにもわかりやすいとは限らないでしょう。子どもが見てわかりやすいと思えるか、実際に勉強で使ってみて使いやすいかどうかを子どもに聞きながら教材を選ぶ必要があることを覚えておいてください。

お子さまへの適切なサポート方法を理解する

塾なしで中学受験をさせるということは、子どもができないことを親がフォローすることを意味します。進路指導や勉強計画の見直しなどをすることも、保護者の役割です。保護者は時間も労力もかかることを理解し、合格を目指す子どものフォローをしなければなりません。

しかし、子どもをフォローしたいと思うがあまり、口を出しすぎるのも問題です。子どもからすれば頑張っていることを否定されたり、自分の意見を無視して親が一方的に計画を見直したりすると、モチベーションを下げてしまうことになります。必要に応じて子どもとコミュニケーションを取りつつ、進度や理解度を測って適切なタイミングでアドバイスできるようにしましょう。

親自身の心構えを作る

中学受験は子どもだけの問題ではありません。もしかすると、中学受験は子どもの意志ではなく親の意向の可能性もあるでしょう。どちらにしても親自身の心構えも、塾なしで中学受験をする場合は重要です。

子どもだけが頑張れば合格を勝ち取れるわけではありません。先にも触れた通り、保護者も中学受験のサポートをする必要があります。いうなれば全員野球で挑む必要があり、保護者も子どもが合格するためにサポートに労力を使う覚悟を決めなければならないでしょう。共働きや片親など家庭によって事情は異なりますが、中学受験を塾なしで挑戦するということはそれだけ家族全員に負担がかかることを理解しておかなければなりません。

W早稲田ゼミとは

W早稲田ゼミは埼玉・群馬・栃木県で小学校2年生~を対象とした学習塾です。全校で約50校舎を展開しています。

公立中高一貫校を中心に中学受験の専用コースも設置しています。

どんな生徒にも「わかる」「楽しい」「成績UP」を実感できるよう、厳しい研修を受けた全ての教師が授業を行っています。中でも算数の授業は教師とアシスタント講師の3名体制で実施。3人の指導者が教室を回り、一人ひとりの質問に答える形式で、きめ細やかな個別指導で、取り残される子を一人も出しません。

生徒一人あたりの無料補習時間は、年間平均120時間。教師が必要と判断した時、生徒から要望がある時、できるまで、わかるまで、何時間でも無料で補習を組むのが魅力です。入試対策もお任せください!無料体験授業、学習相談も受け付けております。学習にお困りの場合は、お問い合わせください。

 

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