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学習コラム

「さいたま市立大宮国際中等教育学校」高い偏差値と倍率の中高一貫校でグローバル人材を目指そう(2023年最新)

大宮国際中を目指して学習する小学生

さいたま市立大宮国際中等教育学校は、2019年に設置された中高一貫6年制の学校です。埼玉県内の他の中高一貫校(埼玉県立伊奈学園中学校・さいたま市立浦和中学校・川口市立高校附属中学校)とは異なる特色を持ち、非常に人気が高い学校です。

本記事では、大宮国際中の概要や教育方針、受験情報について詳しく解説します。大宮国際中への受験を考えている人や、入学させたいと思っている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

大宮国際中等教育学校の概要

大宮国際中は、2019年(令和元年)に設立されたばかりの公立の中高一貫校です。生徒には、本校の英語での名称である「Municipal Omiya International Secondary School」の略称「 MOIS (モイス)」と呼ばれています。

さいたま市内では浦和市立中学校・高等学校の続く2つ目の公立中高一貫校として、埼玉県内では初の完全一貫教育の中高一貫校として開校しました。

歴史と沿革

2019年に開校した大宮国際中は、もともと市立大宮西高校という公立高校でした。2014年に大宮西高校を完全中高一貫校とする案が出され、2018年に募集を停止。その後、2019年に大宮国際中の新入生が入学し、大宮西高校は2020年に閉校となりました。

特色

大宮国際中の最大の特色は、国際バカロレア(IB)の認定校である点です。

IBとは、国際バカロレア機構が提供している国際的な教育プログラムで、文部科学省のホームページには次のような使命を掲げていると記載されています。

   

~以下「文部科学省『IB教育推進コンソーシアム』」より引用~

国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

~以上~

  

これに関連して、英語教育にも力を入れているのが大宮国際中の特色です。総合すると、国際的に活躍する人材を、国際的な教育水準で教育する学校となります。

大宮国際中の倍率と偏差値

大宮国際中の出願倍率は開校初年度から高い水準で推移しています。

令和2年度令和3年度令和4年度令和5年度
志願者数倍率志願者数倍率志願者数倍率志願者数倍率
男(80名)302人3.8倍262人3.3倍282人3.3倍283人3.5倍
女(80名)400人5.0倍366人4.6倍404人5.1倍401人5.0倍
合計(160名)702人4.4倍628人3.9倍686人4.3倍684人4.3倍

過去4年間で志願者数が600人を下回ったことはなく、男子3.5倍前後を推移、女子は5倍以上の倍率になる状態がほぼ毎年続いており、非常に高い数字となっています。

首都圏模試センターの調べでは男女とも偏差値63という高い数字です。その他の中学受験情報誌や模試のホームページでもほぼ同様の数字となっているため、60以上の偏差値は必要と考えておきましょう。

大宮国際中等教育学校の教育方針・カリキュラム

大宮国際中では、他の公立中高一貫校とは違う教育方針やカリキュラムを実施しています。詳細を見ていきましょう。

教育方針

大宮国際中の教育方針は、校訓である「3G Project」で明示されています。

校訓 ~3G Project~

  • Grit mindset:やり抜く力
  • Growth mindset:成長し続ける力
  • Global mindset:世界に視野を広げる力

「生涯にわたって自ら学び続ける力」「自分の頭で考え抜き、新しい価値を生み出す力」など、国際的な視野に立って多様性を理解して探究し続ける「真の学力」の育成

(引用:さいたま市立大宮国際中等教育学校「学校紹介」)

    

そして、その教育方針を踏まえて、卒業時に以下のような生徒に育てることを目指しています。

  1. 自ら課題を設定し、解決するために、自ら計画を立てて、リサーチやディスカッションを行ったり、表現したりする力を身に付ける。
  2. 生会の人たちとコミュニケーションをとることができ、地球上のいろいろな場所で活躍できるような新しい発想を身に付ける。
  3. 積極的に他所とともに学び、教え合う活動やボランティア活動を通して、他者への寛容性と協力する態度を身に付ける。

上記は「国際バカロレア」を軸にした教育方針であります。

カリキュラム

カリキュラムに関しても「国際バカロレア」を軸とした組み立てがなされています。1~4年生(中学3年間と高校1年生)の間は「基礎をじっくり育む4年間」と位置付けているのが特徴です。自分で課題や疑問を発見し、それに対する答えを見つける力を養う時期です。

(引用:さいたま市立大宮国際中等教育学校 学校案内2023

  

5・6年生(高校2・3年生)になると、先の4年間で培ったスキルをさらに応用するためのカリキュラムへ進みます。

(引用:さいたま市立大宮国際中等教育学校 学校案内2023

  

基礎の4年間から継続して「国際バカロレア」の「Global Course」、文理にとらわれずに活躍できる人材を育てる「Liberal Arts Course」、テクノロジー領域に特化した「STEM Course」の3つに分かれます。

なお、大宮国際中の在学中は6年間を通じて英語と日本語による2言語での探求・研究活動が行われます。公開されているカリキュラム以上に英語に触れる機会は多くなることでしょう。

高校からは入学不可

大宮国際中は完全中高一貫教育体制でカリキュラムが編成されているため、高校からの入学はできません。大宮国際中に入学したい場合は、中学受験の狭き門を通過する以外に方法がないことを覚えておきましょう。

大宮国際中等教育学校の受験情報

大宮国際中の受験に関する情報や提出する資料は、大宮国際中等教育学校のホームページに掲載されています。本記事は日程などを2023年度生徒募集要項に基づいて記載しています。最新の情報は大宮国際中等教育学校のホームページで確認しましょう。

試験内容

大宮国際中の受験は、2回の試験を通して最終的な入学予定者が決定されます。2023年度の場合は以下の通りでした。

試験内容合格者数
第1次選抜(1/15)適性検査A、適性検査B男女各200名程度
第2次選抜(1/21)適性検査C、集団活動男女各80名

※特別枠・欠員補充を除く

  

適性検査は全部で3つに分かれており、それぞれ傾向が異なります。

  • 適性検査A:英語のリスニングや表・グラフを用いた数的処理問題
  • 適性検査B:変わったグラフや図形の読み取り、読解中心
  • 適性検査C:資料を読み取ったうえで300字の発表原稿を3つ作成

適性検査Aで英語が出題されるため身構えている人もいるかもしれませんが、英検®5級程度の実力があれば問題なく回答できるでしょう。

難しいのは表やグラフを用いた数的処理、および適性検査Bで出題される見慣れないグラフや図形です。複雑な計算が求められるのはもちろんのこと、出題されるグラフや図が何を示しているのかを読み取る必要があります。

読解問題も社会問題と絡めた内容が出題されるため、国語の力に加えて現代社会の知識が求められます。ただし出題傾向はSDGsやAIなどの現代で大きく取り沙汰される内容がほとんどであるため、練習次第で回答できるようになるでしょう。

適性検査Cに関しては論理展開やキーワードを探して取り上げる力が求められるのと同時に、試験時間45分で計900文字の作文を書かなければなりません。練習次第で対応可能ですが、回答を見てもらう際には大宮国際中の受験に精通した先生に見てもらうのがベストです。

最後に課せられる集団活動は、英語でのグループディスカッションです。こちらも難しそうな内容ですが、英検®4級程度で問題なく回答できるでしょう。集団活動の場合は英語力も重要ですが、それよりもコミュニケーション能力を測っている側面があるため、いくつかのパターンで練習しておくようにしてください。

出願書類

2023年度の出願書類は以下の4つです。

  • 入学願書(様式1)
  • 令和5年度入学志願者調査書(様式3)
  • 志願資格承認証※
  • 特別選抜資格承認証※

 ※は各出願資格の該当者のみ

   

全員に必要なのは調査書と入学願書の2通です。提出期間は短く、2023年度分は12月26日~30日までの5日間に、翌年1月5日の配達日を指定して郵送となっていました。また、郵送前の12月7日~23日の間に志願者登録サイトで志願者情報の登録をしなければ入学願書の印刷ができません。注意してください。

調査書について

調査書は出願者や保護者が書くものではなく、在籍する小学校の先生に依頼して書いてもらわなければならない書類です。内容は少学5・6年生の成績や特別活動に対する所見、児童の特徴などです。

入試では試験の結果以外にも調査書の内容も合否に影響を与えます。基本的には小学5・6年生の状況が記載されるため、小学4年生から学力や学外活動に力を入れておくといいでしょう。

大宮国際中等教育学校には調査書の書式がなく、大宮国際中等教育学校やさいたま市教育委員会のホームページからダウンロードできる「調査書作成願」を学校の先生に渡して書いてもらいます。

定員

大宮国際中等教育学校の定員は男女とも80名ずつ、合計160名となっています。一見すると多いように見えますが、受験者数600名以上であることを考えると間口は決して広くありません。きちんとした対策を講じておく必要があるでしょう。

出願から合格発表までの流れ

出願までの流れは、大まかには以下の通りとなります。

  1. 生徒募集要項の受け取り(令和4年10月22日~12月23日)
  2. 志願者情報の登録及び入学選考手数料の納付(令和4年12月7日~23日)
  3. 提出書類の郵送(令和4年12月26日~30日)
  4. 第1次選抜(令和5年1月15日)
  5. 第1次選抜合格者の発表(令和5年1月18日)
  6. 第2次選抜(令和5年1月21日)
  7. 第2次選抜合格者の発表(令和5年1月25日)
  8. 入学確認書の提出(令和5年2月3日まで)
  9. 入学予定者説明会(令和5年2月25日)

大宮国際中等教育学校の進学実績

大宮国際中の進学実績は、2023年時点ではありません。2019年に1期生が入学したことから卒業生自体がいないためです。最も早い実績で2025年になるため、今後の進学実績に関しては大宮国際中のホームページや受験情報サイトを活用して追いかけるようにしましょう。

大宮国際中等教育学校に向いている人の特徴

大宮国際中の特徴やカリキュラムなどを紹介してきました。これらを踏まえて大宮国際中に向いている子どもや保護者の傾向として以下の3点が考えられます。

  • 新しい環境で学びたい人
  • 「国際バカロレア」プログラムを学びたい人
  • 受験に最後まで向き合える人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新しい環境で学びたい人

大宮国際中は2019年に設立されたばかりの新しい学校です。校舎は前身である大宮西高校の旧校舎を解体して完成した新校舎であり、設備も新しいものが導入されています。

これらの新しい環境に身を置きたい人、最新の設備で学びたい人には大宮国際中等教育学校はおすすめの学校と言えるでしょう。

「国際バカロレア」プログラムを学びたい人

特色のひとつである「国際バカロレア」プログラムを学びたい人にも大宮国際中はおすすめです。日本全国で本プログラムの認定を受けているのはわずか72校と少なく、このうち関東にある公立の学校では大宮国際中等教育学校が初めてでした。

本プログラムは国際的に認められており、受ける機会はあまりないものです。国際社会で活躍したい人にとっては魅力的なプログラムだと言えます。

受験に最後まで向き合える人

大宮国際中の倍率は非常に高く、男女平均で4倍を超えるのが普通と言われています。そのため受験を最後までやり抜くだけの忍耐力や努力が必要です。

また、入学後も授業に積極的に参加する姿勢が求められます。中学受験のデメリットとして、油断していると勉強についていけなくなる恐れがある点は、大宮国際中でも同じです。受験合格で満足せず、さらに高い目標を持っている人が大宮国際中等教育学校に向いていると言えるでしょう。

大宮国際中等教育学校に合格するための塾の選び方

特徴的な教育方針やカリキュラムから人気の高い大宮国際中は、受験者数の多さからもわかる通り簡単に合格できる学校ではありません。具体的な対策をするには早い段階で塾へ通わせるのもひとつの方法ですが、その際の塾選びにもポイントがあります。

そのひとつが専用のコースの有無です。大宮国際中に限った話ではありませんが、特定の学校の受験に特化したコースが設置してある塾は、対象の学校の受験に精通している証拠です。専用コースだけの特別カリキュラムや対策が用意されているため、活用しない手はないでしょう。

W早稲田ゼミについて

W早稲田ゼミは埼玉・群馬・栃木県で小学校2年生~を対象にした学習塾です。全校で約50校舎を展開しています。

「大宮国際中の受験対策コース」など、公立中高一貫校を志望している専用コースも設置しています。絶対に抑えておくべきポイントなどを解説しているほか、適性検査Cや集団活動のコミュニケーション能力の対策なども行います。

どんな生徒にも「わかる」「楽しい」「成績UP」を実感できるよう、厳しい研修を受けた教師が授業を行っています。中でも算数の授業は教師とアシスタント講師の3名体制で実施。3人の指導者が教室を回り、一人ひとりの質問に答える形式で、きめ細やかな個別指導で、取り残される子を一人も出しません。

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