太田高校の概要
1897年(明治30年)に創立され、2022年で創立125年目を迎える伝統のある高等学校です。通称『太高(たたか)』。場所は群馬県の太田市。最寄駅の太田駅からは徒歩で15分です。学科は全日制の普通科のみの男子校で、入試偏差値は68。入試倍率も年々3倍近い数字で県内トップレベルの進学校です。県内№1の群馬大学への合格者も毎年多く輩出しています。
太田高校が準ずる群馬県公立高等学校入学者選抜の仕組み
従来、群馬県立高等学校の入学者選抜は『前期試験』と『後期試験』の2回の入学試験がありましたが、令和6年度(2024年度)の入学者選抜より選抜方法を一新し『本検査』1回の入学試験に変わります。
試験が1度限りに変更されるので、本番で自分の実力を発揮できるように、模試などを活用して場慣れしておく事も受験対策としておすすめします。
2024年度の高校入試から前期・後期選抜廃止。群馬県統一テストで本番力を身に付けよう
選抜方法
『本検査』は2日間に渡り実施され、1日目に学力検査・2日目に面接等を実施します。令和6年(2024)年度入試の場合、実施日は以下の通りです。
※尚、最新情報は群馬県教育委員会HPでご確認いただくことをお勧めします。
学力検査実施 | 令和6年2月21日(水) |
令和6年2月22日(木) | |
合格者発表 | 令和6年3月 5日(火) |
『本検査』を受験した生徒たちは、後述する「①事前提出書類」「②学力検査」「③面接」等の結果や内容を基に『総合型選抜』と『特色型選抜』により合否を判断されます。
これらの選抜方法の判定基準や募集定員は高校によって定められますが、受験生側から選抜方法の指定をすることは出来ず、あくまで高校側の判断基準として定められ公開されています。
①事前提出書類
- インタビューシート:全受験者が高校へ提出する高校生活のビジョンや学校内外の活動歴を記す志望理由書に当たるものです。
- 調査書:中学校の学校長らが作成する書類。内申点や課外活動の実績などが記されています。
②学力検査
【5教科(各50分) × 100点 ※高校により傾斜配点有り】
時間 | 9:30~10:20 | 10:45~11:35 | 12:00~12:50 | 13:50~14:40 | 15:05~15:55 |
③面接等
面接(集団、個人)、作文、小論文、パーソナルプレゼンテーション、実技検査等、各高校側が定める学校・学科の特色に合わせた選抜方法
※パーソナルプレゼンテーションとは、あらかじめ高校側が提示したテーマについて、発表等を用いて自己表現を行う検査
令和6年(2024年)度 太田高校の入試選抜を詳しく紹介
群馬県教育委員会より「各高等学校の選抜方法等の概要」が公表されています。
【参考:令和6年度群馬県公立高等学校入学者選抜における「各高等学校の選抜方法等の概要」について】
①選抜方法の比率を確認
★全体募集定員280名 ※2023年度入試実績
【特色型:20%→56名 / 総合型:80%→224名】
②選抜順を確認
第1次:総合型選抜
→全受検者中224名を選抜→残りA名
第2次:特色型選抜①
→残りA名中56名を選抜
③本検査内容を確認
③-1:学力検査の配点
太田高校の場合【国語・数学・英語】の3教科は傾斜配点により各150点満点となり、【社会・理科】の2教科は各100点満点の合計650点満点で採点されます。
③-2:2日目の検査方法および評価配点
【集団面接】が実施され、40点満点で評価されます。
③-3:調査書の評価配点
110点満点で評価されます。
④各検査項目の判定割合を確認
太田高校の場合、第1次選抜:総合型の判定において81%が入試本番である学力検査の点数が重視されます。本番で自分の実力を発揮できるように、模試などを活用して場慣れしておく事も受験対策としておすすめです。
第2次選抜も同様の見方で配点や判定割合をご確認ください。
令和5年度 太田高校 志願者案内
◯生徒像
将来に対するしっかりとした目標をもち、学習活動及びに部活動に積極的に参加して高校生らしい生活を送り、社会の有為な形成者となり得る生徒。
前期選抜
◯募集人員
募集定員(280名)の30%(84名)で、選抜区分の割合(A選抜:B選抜)は、おおよそ3:1。
◯出願基準
A選抜:学力全体に特に優れている者。
B選抜:学力に優れ、運動に関する活動実績が顕著であり、本校入学後も現在ある運動部で活動を行う者。
◯選抜方法
A選抜、B選抜ともに調査書と総合問題、面接の結果等を総合して、本校の教育を受けるに足る能力・適性等を判断する。
後期選抜
◯募集人員
募集定員(280名)の70%(196名)とする。
◯選抜方法
調査書及び5教科の学力検査の結果等を資料として、本校の教育を受けるに足る能力・適性等を判定して選抜を行う。調査書と学力検査の比重はおおよそ2:8です。
太田高校の2023年度出願倍率
『前期選抜』での太田高校の出願倍率は3.12倍でした。
2023年度、出願倍率が最も高かったのは前橋女子高校で 4.17倍です。
近隣高校の出願倍率は次の通りです。伊勢崎高校 2.01倍、太田東高校 2.00倍、太田女子高校 2.47倍、桐生高校 2.93倍、館林高校 1.84倍、館林女子高校 1.71倍。
『後期選抜』での太田高校の出願倍率は1.09倍でした。
2023年度、出願倍率が最も高かったのは高崎北高校で 1.68倍です。
近隣高校の出願倍率は次の通りです。伊勢崎高校 1.29倍、太田東高校 1.17倍、太田女子高校 1.03倍、桐生高校 1.18倍、館林高校 0.92倍、館林女子高校 0.87倍。
太田高校の偏差値
※公立高校の合格の目安を一覧化したものです。
年度により、変動はありますが太田高校の偏差値68は県内トップクラスを誇ります。
偏差値 | 学校名(学科) |
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72 | ・前橋高校(普通科) |
71 | ・高崎高校(普通科) |
68 | ・太田高校(普通科)・高崎女子高校(普通科)・前橋女子高校(普通科) |
67 | ・群馬工業高等専門学校 |
(環境都市工学科、機械工学科、電子メディア工学科、電子情報工学科、物質工学科) | |
65 | ・桐生高校(理数科) |
64 | ・太田女子高校(普通科) |
62 | ・桐生高校(普通科)・渋川女子高校(普通科) |
60 | ・太田東高校(普通科)・渋川高校(普通科)・前橋南高校(普通科) |
・高崎経済大学附属高校(普通科) |
太田高校の主な大学合格実績
大学受験で国公立、私立問わず難関大学へ高い合格実績のある太田高校です。毎年、東京大学、京都大学に合格者を輩出するとともに、県下№1の群馬大学にも多数の合格者を出しています。
2022年度 (令和4年入試) | 2021年度 (令和3年入試) |
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大学名 | 現役 | 浪人 | 計 | 現役 | 浪人 | 計 | |
国立大学 | 北海道大 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
東北大 | 13 | 1 | 14 | 11 | 3 | 14 | |
筑波大 | 2 | 1 | 3 | 9 | 1 | 10 | |
群馬大 | 35 | 2 | 37 | 22 | 1 | 23 | |
千葉大 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 6 | |
東京大 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 2 | |
東京外語大 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | |
東京工業大 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 2 | |
一橋 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | |
新潟大 | 11 | 0 | 11 | 7 | 3 | 10 | |
金沢大 | 4 | 0 | 4 | 4 | 0 | 4 | |
名古屋大 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | |
京都大 | 1 | 1 | 2 | 4 | 0 | 0 | |
大阪大 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | |
神戸大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
私立大学 | 青山学院大 | 5 | 0 | 5 | 4 | 2 | 6 |
学習院大 | 0 | 3 | 3 | 7 | 1 | 8 | |
慶応義塾大 | 10 | 5 | 15 | 11 | 5 | 16 | |
芝浦工業大 | 37 | 4 | 41 | 43 | 1 | 44 | |
上智大 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | |
中央大 | 35 | 6 | 41 | 38 | 1 | 39 | |
東京電機大 | 19 | 1 | 20 | 28 | 3 | 31 | |
東京理科大 | 22 | 10 | 32 | 26 | 5 | 31 | |
法政大 | 21 | 4 | 25 | 31 | 4 | 35 | |
明治大 | 47 | 10 | 57 | 33 | 5 | 38 | |
立教大 | 9 | 3 | 12 | 7 | 1 | 8 | |
早稲田大 | 16 | 9 | 25 | 19 | 7 | 26 | |
同志社大 | 1 | 0 | 1 | 4 | 1 | 5 | |
立命館大 | 9 | 0 | 9 | 14 | 1 | 15 |
太田高校の教育理念
・『文武両道』『質実剛健』
・知、徳、体の調和のとれた人間の教育。
・「夢は大きく、志は高く」を合言葉に、ひたむきさ、たくましさ、しなやかさを兼ね備えた豊かな人間性を育む。
・21世紀の担い手として社会をリードする人材の教育。
・急速かつ激しく変化する社会の中で生き抜くために必要な資質、能力を兼ね備えた子供たちを育む。
特色のある探求活動
「総合的な探求の時間」…学び続ける人であり続ける活動
太田高校の基本理念の一つ「21世紀の担い手としての知、徳、体の調和のとれた人間の育成」があり、「総合的な探求の時間」では3年間を通して、生徒が担い手となっている時代=「21世紀社会」を「創造社会」と定義し、その中で豊かに生きていくために「0から1を想像し、1から10を創造」をする時間です。探求の見方、考え方を働かせて、「あなたが創造したいと願う社会」の実現を目指すために、社会活動の経験や体験して社会の現実を勉強し、同窓生や外部への発表を通じて、自分の考えや活動の成果を世界へ発信するチャレンジができます。
部活動
運動部19、学芸部11と部活の種類が多く、太田高校の生徒は「文武両道」を目指し、部活動や学校生活に集中して取り組んでいます。
学校行事
・太高祭…生徒が仲間と共に最大限発揮し、クラス企画や各イベントを盛り上げる太田高校の文化祭。
・煌斌祭(こうひんさい)…新型コロナウイルスの影響で中止になった文化祭の代行行事として、令和3年から新たに開催された体育祭。
歴史や伝統を引き継ぎつつ、新しい時代にも対応できる生徒の育成にも取り組む学校!群馬県立太田高校!
W早稲田ゼミからも高校受験で県内№1(2022年度合格実績より)の実績で毎年たくさんの中学生が太田高校に合格しています。受験対策の集団授業も無料で体験できます。資料請求、お問い合わせ受付中です。