目次(クリックで開閉)
・埼玉県の北辰(ほくしん)テストとは
・埼玉県入試で北辰テストが大切な理由3選
┗①私立高校の入試の合格基準となる
┗②埼玉県内の同学年の中での自分の位置が把握できる
┗③志望校を早い段階で絞り込める
・北辰テストは中学1年から受験できる
・埼玉県内で北辰テスト対策を行う塾選びのポイント4選
┗①具体的な対策内容を明確に教えてくれる
┗②過去問の解説が分かりやすい
┗③家庭学習のやり方を教えてもらえる
┗④受験サポートが充実している
・埼玉県内の塾激戦区「大宮」「浦和」の塾選び3選
┗①立地条件
┗②集団塾の中に個別指導の良さを融合した塾がおすすめ
┗③一人ひとりに向き合う
埼玉県の北辰(ほくしん)テストとは
北辰テストとは、埼玉県内の中学生とその家族で知らない人がいないくらい普及している埼玉だけのテストで、埼玉県内の高校に進学を希望する中学3年生の9割が受験しています。昭和27年(1952年)に第1回テストが実施されてから、70年以上にわたって埼玉県に住む中学生の受験勉強の指針となっています。
また、中学3年生の第7回・第8回テストでは、埼玉県公立高校入試の学校選択問題(数学・英語)に対応した難易度の高い内容か、いつもの北辰テストかを申し込み時に選択できます(国語・社会・理科の3教科は共通)。
最新情報やQ&A(受験会場、試験当日の案内など)は、北辰テストの公式サイトをチェックしてください。
埼玉県入試で北辰テストが大切な理由3選
埼玉県内の公立高校や私立高校へ進学したい人にとって、北辰テストは非常に大切なテストです。埼玉県外者からすると、なぜ中3生の大半が北辰テストを受けるのか疑問に思う方もいると思います。実は北辰テストを受ける理由が存在するからです。北辰テストを受ける理由として、以下の3つがあります。
- 私立高校の合格基準(≒確約基準)となる
- 志望校が公立、私立高校問わず、埼玉県内の自分の学力位置が把握できる
- 志望校合格を早い段階で絞り込める
①私立高校の入試の合格基準となる
埼玉県内には、栄東高校、慶應義塾志木高校、獨協埼玉高校などの有名私立高校が数多く存在し、県内の約4割の中学生が私立高校に進学しています。名門校を含めて、埼玉県内の多くの私立高校には、独自の合否基準制度が存在し、合否基準の判定材料として、北辰テストが使われていることから、大半の中学生が北辰テストを受験しているのです。なお北辰テスト以外に私立高校の合否基準となっているものとして、学校の内申点、通知表、資格取得などがあります。
そのため埼玉県内の中学生は、内申点を伸ばすために定期テストを頑張り、私立高校での合格基準で結果を出すために北辰テストに取り組んでいます。もちろん各高校が設けた合否基準より点数や偏差値が上回っていることだけで、合格するわけではありません。私立高校独自で実施する入学試験を受ける必要があります。
②埼玉県内の同学年の中での自分の位置が把握できる
北辰テストは北辰図書株式会社が実施する業者テストです。定期テストや実力テストなど、中学校で実施するテストではないため、内申点に影響することはありません。ただし、北辰テストの出題形式は埼玉県公立高校の入試問題を参考にしているため、県内の公立高校入試のテスト形式に慣れるためにも役立つテストです。また、ほとんどの受験生が受けるため、志望校判定の精度も高いのが特徴です。そのため北辰テストは、県内の公立高校の受験の目安となっているのです。
③志望校を早い段階で絞り込める
70年以上にわたり、埼玉県で実施されている北辰テストの個人成績票には、偏差値と志望校の合否判定、1ランク判定を上げるために何点必要かなどが記載されています。
北辰テストの合格判定の正確さには定評があります。というのも、各高校に合格した先輩方が中3生だった同時期、北辰テストでどのくらいの成績だったかを調査した結果に基づいて、合否判定が診断されているからです。偏差値は過去70年以上にわたって蓄積された数値を基準に算出されているとあって、埼玉県内の受験生にとって、確固とした指標となっています。
北辰テストは中学1年から受験できる
北辰テストは、中学3年になってから実施されるわけではなく、中学1年で年1回、中学2年で年2回行われます。中学3年になると、4月・6月・7月・9~12月・1月の年8回実施されるのですが、私立高校の合否判定基準の対象となるのは、7月以降の北辰テストといわれています。
県内すべての中学生の中での自分の実力が「見える化」する模擬テストとあって、テスト慣れすることを目的として中学1年から欠かさず受けている生徒もいれば、中学3年の7月から取り組む生徒もいます。早めに北辰テストを受けることで、成績アップの指針となり、苦手分野の把握などがスムーズに行えるメリットがあります。
埼玉県内で北辰テスト対策を行う塾選びのポイント4選
埼玉県内にある集団塾、個別指導塾、家庭教師等はすべて、北辰テスト対策を行っているといって過言ではありません。しかし集団塾に通っているが北辰テストで得点が伸びない、偏差値5は確実にアップするとの約束で家庭教師をお願いしたものの偏差値が下がった、という声も多く聞かれます。そんな方は、もしかすると塾選びを間違えているのかもしれません。北辰テスト対策は塾によって異なるため、自分に合った塾を活用することが重要です。北辰テスト対策を行う塾選びのポイントとして、以下の4つがあります。
- 具体的な対策内容を明確に教えてくれる
- 過去問の解説が分かりやすい
- 家庭学習のやり方を教えてもらえる
- 受験サポートが充実している
①具体的な対策内容を明確に教えてくれる
塾を選ぶ場合、北辰テストの具体的な対策を明確に教えてくれる塾を選びましょう。過去問題をたくさん解くだけの塾はNGです。何を基準に問題解説をしているのか、解き方の手順を教えてくれるのか、つまずきやすいポイントを押えているか、などが判断材料となります。
②過去問の解説が分かりやすい
大宮と浦和エリアは塾の激戦区で、競争が激しければ激しいほど、指導力の高い経験豊かな教師が全国から集まってきます。指導内容によって、北辰テストの結果は大きく変わるため、必ず無料体験授業を受けて、教師の解説が分かりやすいかを確認してください。同じ範囲の問題でも、質問の仕方によって答え方が異なります。最近では、解答に至った経緯を説明する記述問題、判断理由を論理的に説明する答のない問題など、新傾向の問題も多く、時代の流れとともに問題も変化しています。
③家庭学習のやり方を教えてもらえる
今どきの塾は、塾での勉強だけでなく、自宅でどのように勉強すれば効果的かなども教えてくれます。家庭学習の方法やモチベーションの維持など丁寧にアドバイスしてくれる塾もあり、北辰テストの自宅での見直しポイントを教えてもらえるかを確認してください。長時間机に向ってはいるものの、点数が伸びない、偏差値が上がらない場合は、勉強の質に問題があるのかもしれません。
塾の教師は、クラスの生徒一人ひとりに向き合って丁寧に対応してくれます。学校の先生は忙しすぎて、相談に乗ってくれないケースも多いため、塾の教師の方が頼りになることもあります。気軽に相談してみましょう。良い塾は、適切な答えを導いてくれることでしょう。
④受験サポートが充実している
北辰テストの結果は、私立高校の合格判定の基準になるのですが、私立高校それぞれの判断基準が非常に細かく設定されていて、学校では対応しきれないケースも考えられます。
中学校では定期テストなどが内申点の対象となるのですが、北辰テストの点数は学校の先生のところに持っていかない限り、把握できないのが現状です。
塾の中には、私立高校の詳細な情報を持っている塾も多く、きめ細かな対応が期待出来ます。
埼玉県内の塾激戦区「大宮」「浦和」の塾選び3選
大宮、浦和エリアの塾選びのポイントとして、北辰テストへのきめ細かな対策が最重要課題ですが、それ以外にも塾を選ぶ際の判断基準にしてほしい点が複数あるので紹介します。ぜひ参考にしてください。北辰テスト対策以外の塾選びのポイントとして、以下の3つがあります。
- 立地条件
- 集団塾と個別塾の良さを融合した塾
- 一人ひとりに向き合う
①立地条件
中学生の塾選びには立地条件は大切で、自転車で通塾する機会も多くなります。学校から直接行く場合、暗くなってから帰宅する場合など、あらゆる場面を想定し、自宅からの通いやすさを考えた上で、塾を選んでください。
大宮エリアではJR大宮駅周辺、浦和エリアでは、JR浦和駅やJR南浦和駅周辺に塾が集まっています。自宅からの交通手段、駅から塾までの所要時間などもできれば測定しておくと便利です。塾が駅から離れている場合でも、駐車場が完備されていると送迎しやすいです。
②集団塾の中に個別指導の良さを融合した塾がおすすめ
大宮エリアの塾は集団塾、個別指導塾と明確に分かれていない塾も多くあります。両者の良さを融合させた塾がおすすめです。学力レベルや志望校などを基準にクラス分けをしているのですが、クラスによっては生徒2人に教師1人が付く個別指導塾レベルの対応をしてくれることもあります。
③一人ひとりに向き合う
大宮エリアは塾の激戦区とあってライバル校との差別化をいかに図るかが課題となっています。クラス担任がいて、生徒一人ひとりの個性を重視しながら対応してくれる塾、膨大な情報を持ち、受験サポート体制が充実している塾などがあります。
W早稲田ゼミとは
W早稲田ゼミは埼玉・群馬・栃木県で小学校2年生~高校3年生までを対象にした学習塾・予備校です。全校で約50校舎を展開しています。
埼玉県内の難関校と称される学校選択問題実施校22校へW早稲田ゼミからは合計397名合格(2023年度合格実績)しています。実に対昨年121%の伸長です。
どんな生徒にも「わかる」「楽しい」「成績UP」を実感できるよう、厳しい研修を受けた教師が授業を行っています。中でも数学の授業は教師とアシスタント講師の3名体制で実施(※)。3人の指導者が教室を回り、一人ひとりの質問に答える形式で、きめ細やかな個別指導で、取り残される子を一人も出しません。
生徒一人あたりの無料補習時間は、年間平均120時間(※)。教師が必要と判断した時、生徒から要望がある時、できるまで、わかるまで、何時間でも無料で補習を組むのが魅力です。北辰テスト対策もお任せください!無料体験授業、学習相談も受け付けております。学習にお困りの場合は、お問い合わせください。
※一部サービスは、小中学部のみ