目次(クリックで開閉)
・中学生になると勉強嫌いが6割以上に増えるってホント?・勉強へのやる気が出ない理由とその対策
┗環境が適していない
┗疲労と睡眠不足
┗目標が見えない
┗勉強方法がわからない
・やる気を維持するための勉強法
┗25分勉強5分休憩サイクル
┗ご褒美を用意
・やる気アップのために塾も検討した方が良いケース4選
┗中学生までは基礎学力の重要な時期
┗勉強で困っている時
┗お子さまの変化に気づいた時
┗中学生の学習内容に自信がない時
・勉強へのやる気につながる塾選びのコツ5選
┗立地条件
┗費用
┗スケジュール
┗カリキュラム
┗経験豊富な教師
・勉強へのやる気ダウンにつながった塾選びの失敗談3選
┗塾が生徒の学習スタイルに合わなかった
┗個別指導塾が子どもに合っていなかった
┗交通事情を考慮しなかった
中学生になると勉強嫌いが6割以上に増えるってホント?
内閣府が行った平成25年度 小学生・中学生の意識に関する調査(以下図)によると、学校の授業がよくわかっている子供の割合は小学生から中学生へ進級すると減少傾向にあるとの結果がでました。中学校生活に適応できない「中1ギャップ」の解消、勉強離れや学力低下が起きやすい「中2問題」への対策として、保護者としてできることはあるのでしょうか。
本記事では、勉強への苦手意識を克服し、やる気を出すための方法を解説します。
勉強へのやる気が出ない理由とその対策
勉強が楽しくない・嫌いと思っている人が、やる気を出して臨むのは至難の業です。やりたくないことを無理強いすると、社会人でもストレスがかかります。人である以上、やる気が落ちてしまうのも仕方ないことです。勉強へのやる気を出す環境作りや目標設定、子供の性格に合った勉強方法の工夫などを、保護者や周囲が一緒に考え、サポートすることが大事です。それぞれ詳しく紹介します。
環境が適していない
塾の自習室や図書館、カフェなど、自分にとって集中して勉強できる環境はさまざまです。自宅で集中して勉強できないタイプの人は、まずは最適な環境を見つけましょう。自宅に勉強部屋がある場合、ゲームやスマホ、SNS、マンガなどは誘惑から避ける意味でも、視界に入らないよう整理整頓をしてください。
疲労と睡眠不足
中学生になると本格的に部活動が始まり、授業の時間も長くなるので疲れる日が多くなります。自宅に帰ってきて食事をとり、授業の予習復習や宿題をこなすと、すぐに就寝時間になってしまいます。そこから、テレビや漫画、ゲームなどを始めてしまうと、ついつい夜更かししてしまい、寝不足の日々が続いてしまいます。
テレビやゲームは時間を決めて集中して楽しむ、その時間をつくるためにも、勉強も集中して効率よく行う必要があります。
目標が見えない
勉強へのやる気を出すには、目標や計画を立てることも大切です。「目標を持とう」と言っても漠然としすぎていて子供は行動できないので、家族で発表し合うのがおすすめです。保護者が率先して、「お父さんの目標は~」と話すと、お子様も発表しやすくなります。「小学校の試験で満点を取る」「定期テストで上位5位以内に入る」という感じで、具体的な目標を設定します。「成績アップ」「志望校合格」というゴールが遠い目標より、目の前の達成しやすい目標を設定し、成功・成果を上げることから始めると、勉強の習慣化につながりやすいです。
勉強方法がわからない
勉強時間は多いのに、テストの点数が上がらないという場合は、勉強方法を間違えている可能性が高いです。参考書・問題集や教科書で勉強した方が頭に入るという子供もいれば、学習アプリや勉強関連のYouTube動画を見る方が理解できるという子供もいます。また今日、ネットで勉強法の情報がたくさん見つけられます。さまざまな情報があるので、一つひとつ実践してその子に合った勉強法を見つけるのも良いですが、塾に入ってその子の状態にあった勉強法を教えてもらうことも1つの方法です。いずれにしても様々な教材や方法を試しながら自分に合った勉強法を見つけましょう。
やる気を維持するための勉強法
勉強のやる気が出ても、毎日持続することはとても大変なことです。メリハリをつけるためにも、〇曜日は家庭学習をせず机の周りの整理整頓だけ行う、気分転換に散歩や運動するなど、適度に休憩を取り、脳を活性化させ、やる気を維持しましょう。
25分勉強5分休憩サイクル
時間管理をして集中力と効率を良くする「ポモドーロ・テクニック」という手法があります。やり方は非常に簡単で、25分勉強したら5分休むの30分を1サイクルとし、このサイクルを繰り返していくだけです。人間は長時間集中し続けることはできないので、だらだらと長い時間勉強を続けるのではなく、適度に休憩をいれてリフレッシュし、無駄なく上手に時間を使いましょう。休憩の際の注意点として、好きな音楽を1曲聴く、深呼吸するなど短時間でリフレッシュできることをしましょう。
ご褒美を用意
小学校のテストや中学校の定期テストなどで良い点数を取ったときはご褒美を用意するのも良いでしょう。お子さまの好きなお菓子を用意する、行きたがっている場所に連れていく、普段以上に褒めるなど些細なことでも良いので、保護者として何かしてあげましょう。それにより、お子さまのやる気の維持に繋がります。
仮に結果がでなかったとしても、過程に頑張りが見えていた場合は同じようにご褒美を用意しましょう。
やる気アップのために塾も検討した方が良いケース4選
小学生から中学生に進級すると学習内容が一気に難しくなり、特に積み重ねが大切な科目である数学と英語は、中学生の知識を理解できないままでいると、高校生になった時に、さらに難しくなる学習内容に全くついていけなくなります。
色々な勉強法で努力してみたけれど、思うように成績があがらないといった場合は、塾や家庭教師なども検討して、中学1年生のうちに絶対に対処しましょう。
中学生までは基礎学力の重要な時期
中学生までは心身ともに成長の著しい時期です。基礎学力向上のためにも重要で、どのような学習を行うかが、子供の将来に大きく影響を及ぼします。
例えば、集団塾を活用すると、たくさんの教師や仲間と出会い、教室で友達と一緒に勉強することで、自分のやりたいことが見えてくることもあります。大人になる途中の大切な時期だからこそ、塾などのプロの力も借りながら、その先の高校受験、大学受験にも対応できる勉強法を身に付けておきたいです。
塾の教師は勉強のプロであり様々な生徒と接してきています。勉強はもちろんのこと、それ以外の悩み事にもアドバイスしてくれるでしょう。
勉強で困っている時
授業中のノートのとり方がわからない、宿題に時間がかかる、定期テストで点数が取れないなどの場合、子供は勉強に困っていることが多いです。どこからわからなくなったかを保護者が一緒に探してあげられるのがベストですが、共働きの場合は時間的にも難しいかもしれません。子供が勉強で困っているときは、学校や塾の教師など、子どものつまずきとその対策を知り尽くしているプロに相談するのもよいでしょう。
お子さまの変化に気づいた時
テストの点数が取れなくなってきたというのは分かりやすい変化ですが、「無理」「できない」とネガティブな言葉が多くなった、やる前から諦めている、そのような様子が見られたら、子供のやる気が低下している可能性があります。ネガティブになると、勉強へのやる気がなくなり、学力が低下しがちです。ポジティブになるよう、ただちに手を打ちましょう。
中学生の学習内容に自信がない時
先述した通り、高校生の学習内容を理解するためには、中学生までの内容を理解していないといけません。塾に入るのは早ければ早いほど良いですが、中学3年生になってからでも遅くはありません。どのように勉強して良いかわからない場合は塾も検討しましょう。
勉強へのやる気につながる塾選びのコツ5選
中学生になると学期ごとに定期テストが行われます。定期テストの点数は高校受験の際の内申書に影響します。
中学生向けの塾選びのコツは、勉強へのやる気の継続、テスト対策を含めた基礎学力の向上、高校受験対策の2つに絞られます。塾選びを行う重要な5つのコツを説明します。
立地条件
無料体験授業に参加する際、保護者が一緒に校舎まで行き、無理なく通塾できるか、また安全に通塾できるか確認しましょう。塾に向かう道中に心配する危険な場所はないか、コンビニやスーパーマーケットが近くにあるかなど周辺状況を調べてください。
送迎車両向けの広い駐車場を完備しているかもチェックポイントです。自転車で通塾するケースもあるため、駐輪スペースの有無も確かめておきましょう。
費用
塾にかかる費用は、小学生<中学生<高校生と高くなっていきます。料金が高すぎる塾を選ぶと、継続した通塾が難しくなります。インターネットを見ると、学年ごとの料金相場を確認できます。毎月の料金が予算内で、保護者の負担が大きくない塾を選びましょう。
スケジュール
中学生向けの集団塾は、中学1年で週2回程度からスタートし、徐々に通う頻度が増えていき、受験生になると、週3~5回通う子供もいます。季節講習(春期、夏期、冬期講習など)の期間は、塾によって異なりますが、5日~8日ぐらいで1日あたり4~5時間ずつ授業を行うのが一般的です。季節講習を試しに受講して、入塾する子供も多いです。
個別指導塾では、生徒一人ひとりのペースに合わせて授業のスケジュールを組めることがメリットです。定期テスト前に連続して授業を組むなど、好きな曜日や時間帯を決められるのが特徴です。
カリキュラム
学習する目的を明確にすることで、やる気を持って勉強を継続できます。高校の入試対策をしたいのか、学校の授業のフォローをしたいのか、得意科目をさらに伸ばしたいのか、何を目的に塾に通うのかを親子で話し合ってください。学校の授業形式のような集団塾は、進学塾、補習塾などにわかれます。それぞれ、高校入試や英語や数学などの定期テストで点数を取れるための授業などを強化しています。独自のカリキュラムで数学と英語に力を入れて指導する塾、学校の進度に合わせて指導する塾もあります。5教科をバランス良く勉強したい人や、難関校の入試対策を行いたい人は、カリキュラムを必ずチェックしましょう。
他にも、少人数もしくは生徒1人に対して教師1人のマンツーマン形式で教える個別指導塾、オンライン塾、映像授業を行う塾などもあります。
経験豊富な教師
塾選びに欠かせないのが、経験豊富な教師の存在です。アルバイトの大学生が多いのか、正社員の教師しか教壇に立てないのかなどを確認します。正社員の教師であれば、指導経験が豊富で、勉強への子どものやる気をアップしつつ、地域の高校受験、大学受験に関する情報やノウハウを持っているため、効果的な受験指導が期待できます。
勉強へのやる気ダウンにつながった塾選びの失敗談3選
塾が生徒の学習スタイルに合わなかった
中学2年生のAさんは吹奏楽部に入っています。部活動が忙しく、1年生から通っている塾も毎回始まる直前に着席していました。2学期に入り、全国コンクールの練習などでさらに部活が忙しくなり、塾も休みがちになりました。そのため、休んだ際の補習授業などが充実している塾を検討しています。
個別指導塾が子どもに合っていなかった
中学1年のBさんは、春休みから個別指導塾に通い始めました。教師は20代前半の大学生で話しやすく、楽しく授業を受けていたのですが、2学期になって担当の教師が30代後半の男性に替わりました。問題が解けないと「こんな問題も解けないのか」と言われるので、Bさんは委縮するようになりました。教師を交替してもらったのですが、個別指導塾で顔を合わせるのが苦痛です。
交通事情を考慮しなかった
中学3年のCさんは、夏季講習から大手有名塾に通っています。1時間かけて塾へ通い、帰りの電車の時間になるまで自習室で受験勉強しているのですが、教師に質問していると、いつも乗る電車を乗り過ごしてしまいます。電車の本数が少なく、次の電車まで15分以上待たなければなりません。受験シーズンも本番を迎え、時間の使い方に悩んでいます。
W早稲田ゼミについて
W早稲田ゼミは埼玉・群馬・栃木県で小学校2年生~高校3年生までを対象にした学習塾・予備校です。全校で約50校舎を展開しています。
どんな生徒にも「わかる」「楽しい」「成績UP」「志望校合格」につながるよう、厳しい研修を受けた教師が授業を行っています。中でも算数と数学の授業は教師とアシスタント講師の3名体制で実施(※)。3人の指導者が教室を回り、一人ひとりの質問に答える形式で、きめ細やかな個別指導で、取り残される子を一人も出しません。また、各授業のワセダオリジナル学習方法「ワセダ式」は、効率的に必ず苦手克服、定期テスト対策、入試対策につながると評判です。
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